2016年01月18日

安かろう悪かろう

HPをみて業務を依頼してくださった方から「ブログを読んで、あなたに頼もうと決めました」と、とても意外なことを言っていただいたので、心機一転、これからもっとブログを更新していくつもりですー。

さて・・・
新年早々、いやな事故が起こった。スキーバス転落事故。私も大学生&社会人時代によく夜行スキーバスを利用していたので、とても他人事とは思えない。今回の事故では多くの大学生の方々が犠牲になられ、本当に残念である。皆、優秀な大学に通われ、活発な好青年、才援才女ばかり。いきなり明るい未来を断たれ、どんなに悔しいか。そして、その親御さんの絶望を思うと、本当に胸がつぶれる思いだ。事故原因はまだはっきりしていないようだが、「旅行会社に低価格を打診された」「大型バスに不慣れな運転手だった」などをみると、やはり「安かろう悪かろう」が多少なりとも影響している気がしてならない。交通の問題、食品の問題、医薬品の問題、いつから日本は最低限の安全を犠牲にしてまで、低価格化が進んでしまったのだろう?

バス会社の「旅行会社からの低価格提示を断ると、他の会社に仕事を回されてしまうので、仕方なくそれで受注することがある」との説明を聞いていると、我々の業界にも通ずるものがあると感じた。

不動産屋さんから「売買急いでるので最低限のことだけしてー。〇円で。予算がないんよ。」と言われることは多い。その〇円がとんでもない低価格だったりすることもある。同業者全員が「それではできない」と断ればいいものを、それで受注してしまう業者がいるため、とても残念。先日、売買される土地の隣接所有者さんから相談があり、「立会で1回、サインをしただけで、もう売買がされていた。別件であなたにやってもらったとき、何か書類に実印を押したりしたのに、こんなので大丈夫かと思って。あと、新所有者さんが工事をはじめたのだけど、どうも、こちらに越境しているみたいなのよ。それも心配で。」と。相談者さんはきちんど写真を撮られていたので、現地とそれらを照合すると、土に固定せずに入れていた境界鋲を、工事業者が整地のときにとばしてしまい、そのため越境工事が施されていることが判明した。
@工事をいったんストップしてもらう
A間に入った不動産会社から、新所有者に正しい境界について再説明してもらう
B担当した土地家屋調査士に境界確認書を作成してもらい、双方サインすること
とアドバイスしたところ、@Aも遅々と進んだそうだが、Bにいたっては、書類こそすぐ作って持ってきたものの、開口一番「今回、あの不動産屋から値切られて大変だったんです。自分は最低限でやっていますから。」と言ってきたそう。いや、きちんとした書類(図面)がなくて、トラブルが起きているのだから最低限のこともやっていないと思うし、さらに、そんなこと相手に言うことではない(値切られて大変とか、隣接所有者さんには関係ない話)。いったん覚悟を決めて受注したのだったら、そんなこと口にも出さす、業務を遂行すべき!そんなことで大切な財産が脅かされるのは本当に危険だ。

日本の全ての業務で、最低限の安全を守り、「安かろう悪かろう」を見直す時期にきていると強く感じている・・・。
posted by ayumi at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記